世田谷区認可保育園

社会福祉法人 日本フレンズ奉仕団 おともだち・ララ保育園

園長からのメッセージ

 私たち大人は、小さい頃の記憶をあまり持ち合わせてはいません。多くの人が幼児期の記憶は断片的で、曖昧で、錯覚すらあるとも言われています。むしろ小学生、その後の中学・高校生の思春期、さらには青年期という10歳前後から以降の記憶は鮮明で、自身の生き方や物事の考え方に大きく影響していると思います。  最近の脳科学の進歩は、私たち大人が持っている「常識」を覆すこともあります。外国語教育を幼少の時から行なうことが必ずしも良い結果を出すとは限らないこともそのひとつです。また、社会の急速な変化は私たち人間の進化さえも追いつかず、社会生活に馴染めない若者、精神的に病む人など、さまざまな課題を投げかけています。  したがって、今の子どもたちが大人になる10年後、20年後は誰にも予測がつかない世界になるかもしれません。

 では、なぜそれでも、あえて保育園時代の子どもたちの養育、教育が大切なのでしょうか。 就学期の6歳くらいまでの脳神経細胞の発達が著しいことは事実です。だから英才教育で知識や技能をつめ込むのではなく、細胞を太く、たくましく育てていくことが大切なのではと思います。 それは、さまざまな体験を通して、自分で考え、想像し、言葉で表現し、身体で行動することなのではないでしょうか。言われたことをただやるのではなく、自ら創造する力が世の中で生きるための力となります。そのために、ひとり一人の発達や発育に合った環境の中で、楽しく、ゆったりと生活する保障を保育園は設定するものだと考えます。

 

 おともだち・ララ保育園は、社会福祉法人日本フレンズ奉仕団の4番目の保育施設として、2017年4月に開園しました。未来ある子どもたちとともに、未来ある施設の発展と運営に尽くしていきたいと思います。


園長 田中 秀雄
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